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なぜ今「スマホで8K撮影」なのか

なぜ今「スマホで8K撮影」なのか

本日はAQUOS R5Gの注目機能の「8K動画撮影」にフォーカスし、開発者インタビューから本日はいろいろ紹介していきたいと思います。

8K動画をなぜ、このタイミングで投入したのか

カメラはAQUOSスマホとして初の8K動画撮影に対応。4Kの4倍、フルHDの16倍という高解像度での動画撮影をサポートします。この春、8K撮影に対応するスマホを投入したのはシャープだけではありません。ライバルサムスンの「Galaxy S20シリーズ」やシャオミ「Mi 10」も8K動画を撮れることを売りとしています。一方でAQUOS R5Gの画面解像度はQuad HD+(3168×1440ドット)と4Kにも及ばず、8Kテレビで再生するにはUSBメモリで動画を転送する必要があるなど、手間もかかります。YouTubeなどに8K解像度でアップすることはできますが、高速な5G通信は現状ではエリアがほとんど存在しません。では一体なぜでしょうか?

答えは、一番最初の5Gスマートフォンに8K撮影機能を搭載することで、『8K=シャープ』というイメージを打ち出したかった。初めにやることで、市場からの8Kに対しての要望も上がってくると思うので、より使いやすい8Kのシステムを生かしていくことができる」とインタビューでは語られていました。

“今”から8Kを楽しめる「フォーカス再生」

8K映像を「8K解像度の画面で」再生するには手間がかかります。そこでシャープが用意したのが「フォーカス再生」。AQUOSスマホでこれまでも搭載していたAIによる被写体認識の技術を生かして、「8K映像の中から、選んだ人だけにズームする」という機能です。
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ズーム再生すると表示解像度が落ちることになりますが、元の動画が8Kなら切り出しても画質は保てます。そしてフォーカス再生では、人の動きにあわせてズームをかけたり、広角に戻したりとテレビで編集された映像のようにズームを切り替えるようになっています。また、複数の人が写る映像では、その中から1人を選んで再生可能。さらに人以外にもイヌ、ネコの動きも追って再生できます。

「フォーカス再生」でシャープが意識したのは

「動画のズームは難しい」というユーザーの悩みに答えることをシャープは意識しました。一般に動画撮影時には、その瞬間の光景を自分の目ではなく画面越しに見ることになります。たとえば子どもの学芸会を撮ろうとしたとき、記録に残そうと思うあまり画面の操作ばかり意識してしまったというたぐいの失敗は、動画を撮ろうとする人なら誰でも経験することでしょう。8K映像は容量が大きくなるため、SNSで”シェア”することは現代のSNSや通信回線の状況からは実用的とは言えませんが、シャープでは「フォーカス再生」でそれを補う計画を持っています。今後のアップデートによって、フォーカス再生の動画をフルHD解像度で保存する機能が実装される予定です。なお、ライバルGalaxy S20シリーズが実装したような8K動画をより低い解像度で保存する機能はインタビュー時点では検討していないとのことです。

8K動画カメラのためにレンズを設計

シャープはこれまで、スマホAQUOSの開発を通して、カメラ関連の技術を磨いてきました。AQUOS R5Gでもそれが生かされ、独自に設計した8K撮影特化の光学レンズユニットを投入しています。これは8Kの動画撮影に特化したもので、画角19mmの超広角仕様でありつつ、映像の端まで解像感を落とさないような設計となっています。高解像度な8K映像カメラを搭載したメリットは、8K撮影時以外でも発揮されます。シャープでは8Kセンサーの4つの画素を「1つの大きな画素」として扱うことで、光を取り込める量を増やす技術をAQUOS R5Gで投入しています。つまり、より暗いシーンでも「明るい4K動画」の撮影が可能になったということです。

本日は以上となります。是非使用してみたいですね!

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