モバイルルーターの役割でSIM携帯を持ち歩くのはお得?

モバイルルーターの役割でSIM携帯を持ち歩くのはお得?

モバイルルーターの役割でSIM携帯を持ち歩く、いわゆる「裏技」のような方法があります。少しシステムに詳しくないと、使い方が分からないこともあるでしょう。iphone・スマホを活用されたいなら、ぜひモバイルルーターを所有する前に活用の方法を検討してください。

モバイルルーターは外出先でインターネットを利用するのに非常に便利です。ビジネスシーンで活用されるほか、プライベートの利用目的で契約される方も少なくありません。しかし、スマートフォンを契約しているのと共に、自宅ではWi-Fi環境を設置している上でモバイルルーターを契約するとなると、その月々の料金は決して安くありません。そのような状況で検討されるケースとして、「モバイルルーターの役割でSIM携帯を持ち歩く」という手段です。SIM携帯の利用により、月額の通信費を節約できます。そこで、SIM携帯をルーターの代用品として利用する役割や注意点について紹介していきます。

ポケットWi-Fiのような役割に

SIM携帯は、いわば「ポケットWi-Fi」のような感覚で利用できるのが一つのメリットです。PCはもちろん、SIMカードを挿入していないタブレットなど、インターネット環境が整っていない端末機にネットを通し、外出先で利用できます。その利用方法としてはデザリングといわれるサービスを利用します。端末でデザリングの設定をすると、パソコンから端末のネットワークを拾い、インターネットに接続できるというものです。もちろん、契約次第でご自身が所有しているスマートフォンのデザリング機能を利用すれば、それでもパソコンでインターネットに接続する事は可能ですが、バッテリーの消耗やスマートフォンの通信料の関係から、様々な不都合が生じてしまう事があります。そういった点では、SIM携帯をモバイルルーターの役割で所有するのは多彩なメリットがあると言えるのです。

モバイルルーターとSIM携帯どちらを利用するべき?

SIM携帯をモバイルルーターとしての役割を果たさせたい場合、普段ご利用しているデータの通信量を確認します。月々、どのくらいの通信量を利用しているかによってプランの選択が変わってくるため、事前の確認は欠かせません。一般的に、各キャリアの提供するプランの中でも定額料金のものは、上限を5GBとするものや、3日間など一定の期間内に10GB以内といった制限が設けられている事があります。ご存知の方も多いかもしれませんが、指定の通信量を超過すると「速度制限」が発生し、通常の通信速度を大きく下回る状態に陥ってしまいます。
利用者によってプランの選択は重要となりますが、例えば毎月20GBや30GB等、多量の通信量で利用されている場合、モバイルルーターを利用された方が良いでしょう。通信量が毎月多い方の場合、SIM携帯をモバイルルーター代わりに利用したとしても、すぐに速度制限が発生し、ルーターとしての役割を果たせなくなってしまいます。つまり毎月たくさん動画をみたり、インターネットに接続している時間が長かったりする方にとっては、SIM携帯をモバイルルーター代わりにするのはお得かどうかはともかく、不便になってしまうと言えます。言い換えるならば、毎月の通信量がそれほど多くないユーザーの場合、モバイルルーターを契約するよりも、SIM携帯を代用品として契約する方が、料金的にお得になりやすいです。

料金の差はどれくらいあるの?

モバイルルーターを契約するか、はたまたSIM携帯を代用品として利用するために契約するか迷っている方は、何より料金の差が気になるのではないでしょうか。キャリアやプランによって料金に差が出てきてしまうため一概には言えない事ではあるものの、おおよその料金の差でも把握している方が検討しやすいかと思います。
通信量を多く利用されるユーザーによっては、モバイルルーターの方が速度制限を気にせず利用できますが、少なくみても月額4000円近くかかってしまうケースが多いです。対して格安SIMを契約してルーターとしての役割を果たさせたい場合、約3GBで千円未満、約5GBであっても1500円程度というプランで提供されている事が多いです。
この料金についてはあくまでも一例ではありますが、月々の通信費の差としてはかなり大きなものになってきます。ビジネスで利用したり、たくさん動画をみたりする人にとっては、SIM携帯を代用されるのはあっと言う間に速度制限に達してしまう可能性があるため、どれだけ料金が安くなるとはいえかえって不便になってしまったり、速度制限を気にして節約しながら使ってしまうとストレスになったりと、あまり大きなメリットは感じられないかと思います。

各種条件を契約前に必ず確認

SIM携帯を使った方がお得だと思われている場合には、何点か注意点を把握しておきましょう。月々の料金が安くなりますので、あっさり契約してしまいたい気持ちもあるでしょうが、契約内容の確認だけは必ずするべきです。特に料金に重点を置いている方は「解約手数料」の確認は欠かせません。
端末の契約には2年間など長期的な期間を設けられている事が多く、特定の期間以外での解約は解約手数料が発生する場合がほとんどです。どれだけ利用するのか、本当に今検討しているプランで問題ないのか、今だけではなく先も見据えた検討をおすすめします。

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